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頭の中の追体験と実際の体験~「今度やってみよう!」で終わってませんか?

パソコン女性


あるコメントを頂いたのですが、重要なポイントを含んでいて皆さんにも参考になるものが多いと思いますので、本文で取り上げてみたいと思います。

空想は現実との接点を失う(再掲) タオに生きる


まずはコメントの内容からポイントを抜き出してみます。

・面白いのは作り物の現実(映画とか、本とか)を見たり聞いたりしているときだけです。・・・多かれ少なかれ、「つまらない」現実と折り合いをつけて生きていくしかないのだと思うのです。


・現実に「おもしろさ」を常に見つけていける人というのは、どのように物を見、考えているのかとても気になります。僕には、そう言う状態はちょっと考えられないからです。


・人間は帰納的に考えるものだと思います。よって、誰かに何かを気づかせようとするのなら、より具体的な例を出すほうが良いと思います。



私たちは、多くの時間を頭の中の空想の中にいて過ごしている。
そして、空想の方が現実そのもののようにリアルに感じている時も多い。
しかし、今ここの現実との接点を持たずに、空想の中で過ごす時間がメインになりすぎることが、自分自身を感じられない、生きている感覚を失うことにもつながる。
だから、空想の時間を捨て、減らし、『いまここ』に生きる時間をもっと持とう。

という内容を受けてのコメントです。
そして、もっと具体的な筆者の経験などを盛り込んでもらったほうがわかりやすい、という要望のような内容です。

たしかに誰かの体験談が役に立つこともありますが、それを読んで、納得し滝になって、結果的に何もしないで終わることも多くないでしょうか。
「なるほど、そうやればいいのか!今度やってみよう」と思うだけで、今度はやって来ない。

私がブログやFBで書いている文章では、確かに私個人の具体的な体験談は、めったに書いていないのですが、それは、あえてそのようにしているところもあります。

一般にSNSというのは、いろんな人の体験談にあふれていますし、他人がどのように生きているのかを垣間見て、参考にしたり、自分も追体験したりして見ることが多いでしょう。
そして、そういった内容のほうが、読者の反応もいいように思います。

しかし私が書いている文章は、私の「考えている内容」の体験ではあるけれど、具体的な実体験の発表の場ではありません。

そのような体験を書くことも、大いに意味があることだとは思いますが、いくつかの理由から、あとは『あなたが自分自身で体験してみてください』と突っぱねてしまうような内容にしています。

それは、「他人の体験の追体験は、あなた自身の体験にはならない」からです。

私たちは今、インターネットはじめ、様々なメディアからすごい量の情報が得られる生活に生きています。

それは便利であると同時に、情報をどのように処理するかという、新しい課題を突きつけられることでもあります。

メールやネットでの書き込みなどの相手をしていれば、情報はその場で決着をつけ処理してしまわないと、だんだん大変なことになるということを思い知らされます。

そして、その延長で、自分の体験をも、他人の経験の追体験で済ましてしまおうとしても不思議はないでしょう。

私たちはいつしか、自分で体験する代わりに、「私の代わりに誰かやってみて!」ということを求め始めます。
そしてそのような私の代理体験の情報を探し求め、見つけると「それっておもしろそう!私もいつかやってみよう」と思います。

ですが、多くの場合実際に自分で体験して見ることはせずに、頭の中で追体験して、「情報はインプットされました」で、何かをやった気になってしまうのです。

昔から、小説や映画で、自分が主人公になったつもりになり、追体験を楽しむということはありましたが、SNSはもっと身近な体験のネット劇場になりうるのです。

ですが、いくらそのような情報からの追体験を重ねても、やはり実際の自分自身の体験の代わりにはなりません。

その疑似体験の世界にいる間は、あなたは別の人間になったように、その世界を楽しみますが、それが終わってしまうと、つまり小説を読み終わり、映画を見終わってしまうと、現実が待ち構えています。

あんなに楽しかったのに、またつまらない現実に引き戻された・・・

疑似体験の中に住んでいる方が楽しい、現実はつまらないし、予期しないことがいつ起こるかわからないし、めんどくさい。

そんなふうに思うのも、無理からぬことかもしれません。
ですが、それでもあえて、自分自身でやって見ることをおすすめします。

最後の部分、『人間は帰納的に考えるものだと思います。よって、誰かに何かを気づかせようとするのなら、より具体的な例を出すほうが良いと思います。』

そのとおり、人間は帰納的にも考えるものです。
だからこそ、頭の中の追体験ではなく、実際に自分が動いて、予期できない現実との接触で起こる体験の断片を経験しなければなりません。
頭で構成した他人の追体験をもとにした帰納的思考では、いつまでも自分の擬似世界からは抜けだせません。

擬似世界は、あなたの作ったものだから、予測可能で安全に見えます。
しかしその安全を成り立たせるには、いつも思考の中に戻って行かないといけません。
「あっ、今現実に入り込んでいたようだ。急いで思考の世界に戻らなければ(笑)」

一旦外の世界に出れば、予期せぬことが起こります。
それは楽しいものばかりではないけれど、予測可能ではないけれど、思考ではなく生きたあなたが動いて参加している世界です。

あなたはその一部となり溶け込んでいる。
それでこそ生きているあなたを感じられる。
予測可能にしようと思考を起動してブレーキを掛けないことです。

『現実に「おもしろさ」を常に見つけていける人というのは、どのように物を見、考えているのかとても気になります。僕には、そう言う状態はちょっと考えられないからです。 』

頭の中で構成したとおりに、予測結果がに起きてくる作られた世界では、期待した結果が約束されると信じています。
それこそがメリットです。
それと同じように、どのように楽しむのか、その結果をわかるように教えて下さいとおっしゃりたいのかもしれません。

ですが結果は予測できることばかりではありません。

それは、自分が体験の中に入り込み、その経験自体が楽しみでありゴールでもある世界です。
終わってしまえば、もうすでに次のことが起き続ける、待ったなしの世界です。

それをあとで振り返って、頭で構成してみるのは自由です。情報としてとっておくのもいいでしょう。

しかし、どちらにせよ、もとにするには実際に体験しなければなりません。
どこかで拾ってきた情報の追体験ではありません。
「情報がないから動けないや」ではないのです。
「誰かやった人いないかな?」ではないのです。
「説明できない世界は怖いからきらいだ」ではないのです。

「あの役者は、きっと次にこう言うんだぞ!」と予測できるドラマの世界は、安全かもしれませんが、だんだん退屈なことがわかり、本当の自分を生きてみたくなるでしょう。
それは必ずしも誰かが褒めてくれるわけではありませんが、自分で生きた時間です。

そして、その予測しない体験自体が面白さであり、ゴールであり、全てなのです。
誰もが情報をストックすることを覚える前は、そうしていたのではありませんか?
何も考えずに体験に入り込む楽しさを、忘れていないでしょうか。


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