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絶望はあなたを解放する

智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ 
兎角この世は生き難い(夏目漱石)


どうにもならないことが見えてきた時、人はあきらめや絶望を受け入れる事を選ぶ時がきます。

「きます」とは言いましたが、一生そんなことを受け入れない人もいるかも知れません。
ひとは子どもから大人になるにつれて、無数とも言える様々な条件付けを自分の中に築きあげていきます。

普段の生活の中で考えずに行動できるのは、そういった自分が出来上がっているおかげとも言えます。

主に言葉を使用して、思考という道具を使って、自分の周りの世界を理解し対処方法を考えていきます。

この自分(自我)というのは、しかし万能ではありません。
残念ながら、それはそれまでの人生で作り上げてきた自我でしかないし、変化に対応できる柔軟性も充分ではありません。

今の自分のままでは、どうにもならないことに直面したとき、それでも自我を引きずり続けるのか、あきらめていったん自我を捨てて新しいビジョンを選択するかの選択を迫られます。

疲れた2


小さなレベルで言えば、経験というのは全てそういうものです。
新しい経験によってそれまでの自分を修正していくというのは、普通に経験することかも知れません。

しかしある程度の年齢になれば、若い頃に作り上げたルールを捨てるしかないというもっと大きな変化が必要とされる時が来る場合があります。

「兎角この世は生き難い」ことを感じて、何か今までのやり方にしっくり来ないものを感じていた自分の殻を打ち破ろうとした時、ひとは開放感を味わうことが出来ます。

それは、同時にあきらめと絶望を伴うものになるでしょう。
あきらめがなければ、根本的な変化とは言えません。

あなたは人のために何かをしてあげて、それを感謝されると幸福感を味わいます。
それ自体は別に問題ではありません。
しかしそのことは同時に、あなたがいくら人のために努力しても何も報いがないという経験も受け入れなければならないことを意味しています。

あなたを快くしてくれるのも他人であれば、あなたに苦痛を与えるのも他人であると言うことです。

もっと一般化すれば、快楽を求めることは同時に苦痛も受け入れなければならないと言うことです。
自分の欲しい方だけ求め続けるというわけには行かない。
そのことをあきらめる事が出来れば、あなたは無駄な願いに時間を費やすことから自由になれます。

あなたの周りに、あなたを理解してくれる人達ばかりいれば、自分の願いは人に通じるし、あなたが望めば相手は自分と同じ考えを受け入れてくれるものだと信じるかも知れません。

しかしいくらあなたが努力しても、人をあなたと同じものに変えることは出来ません。
あなた自身を変えることは、簡単ではないにしても出来ないことではないが十分に可能なことです。
しかし他の人をあなたの思う様に変えようとすることは出来ないと考えた方がいい。
信じられなければ、信じられるまで繰り返せばいいですが、どこかでそれはかなわないことだとあきらめる事を受け入れられれば、あなたは自由さを取り戻せます。

あなたは若さ故の理想で作り上げてきたルールが、いつまでも続かないことを認識する必要に行き着くかも知れません。

身体の衰えがあなたをいつまでも完璧に動けなくするかも知れないし、残りの人生が永遠に続くものでは無いことに直面しなければなりません。

それまで見ない様にしてきたことも、それを受け入れた新しいビジョンを作り直す必要が出てきます。

あなたは自分の行っていることは、全て自分で説明できるし、そのように行動しているし感じていると主張します。
しかし、そうでない自分の感情や動けない自分に直面した時、あなたはそれまでの自分を捨てる決心をしなければならないかも知れません。

わーい


なにかあきらめばかりで、悲惨な結末を書いている様に見えるかも知れませんが、ここで言いたいのは絶望を受け入れた時の解放というものがあるという話です。

そしてそれは、それまでのうわべだけの自由ではなく、本物の自由をもたらすものになるはずです。

いままで、せっせとそれまでの信念が間違っていないと証明するためにしてきた努力は、もはや必要がなくなるという解放です。

どこかしっくりいかないもの、偽物を感じながら維持してきた思い込みを捨てて、もっと正直に純粋に受け入れられるところに自分を運んでくれる変化です。

今までの自分の外側に基準を求めなければならなかった、思考による客観的な受け入れではなく、もっと本当の自分に近づけたと感じられる様な、主観的な受け入れを伴う変化です。

それは限界まで考えて、もはや何も方法は無いことを認めた時、自分の古い知性ではどうにも解決できないことがあることを受け入れた時におこる絶望を伴った変化です。

その絶望は、手放すことの悲しさを含むかも知れないし、どこに行くのかわからない不安も感じるかも知れません。しかしそれはどこか心地よさを感じさせる、古い自分からの開放感を伴ったものであるはずです。

それは自分の運命は全て自分で選ぶことが出来るという、根拠のない思い込みを手放す決心ができるまで、待たなければならないことかも知れません。

今まで気づいてきた信念を捨ててしまうだけの決心をもたらす何かのきっかけが必要なのかも知れません。

忙しい毎日で、自分に向き合うことを避け続けていればごまかせると考えていると、そんなものは気になる人だけ考えればいいと思って受けつけないかも知れません。

しかしあなたが充分に自分に正直で、今のままの自分にしっくり来ないことを認められたら、小さなレベルの受け入れを積み重ねていくことは出来るはずです。

それはどうにもならなくなるまで、待たなくてはならないものではありません。

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