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冒険・大胆・反逆

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最後に繰り返して言おう。
「冒険」---- それは甘えだ。運命への、自然への甘えた戯れ。ぼくがこの言葉を否定するのは、俗にいう「冒険」は気まぐれなお遊びであり、一時的なスリルで満足してしまう、運命全体を負わず、再びもとの惰性に戻ってしまうからだ。虚無に打ち勝たなければならないのに、逃げてしまう。

『自分の中に毒を持て』岡本太郎

いわゆる「冒険」とは、一時的なお遊びに過ぎず、常に「冒険」状態にあれということを岡本氏は訴えています。

言葉というのは、自分に変化を喚起する役割はするけれど、喚起しなければ出来ないということは、普段の自分は違うということです。
そんな普段のベースの上で、いくら「冒険」しようと唱えていても、それは一時的なお遊びになってしまいます。

本当に冒険するつもりなら、「冒険」という言葉で遊んでいても、まず無理でしょう。

「冒険」という言葉を使うたびに、今の自分は冒険の欠けている人間であることを確認しているだけだからです。

こんな言葉があります。

大胆であれ!
大胆であれ!
どこにあっても、大胆であれ!

大胆であれというのも、冒険と同じで、それを絶えず叫ばないと思い出さない。

本当に冒険し、大胆になるには、それが意味する根源になるものを探すことです。

そもそも冒険や大胆さとは、社会の標準のコースに従順ではないというニュアンスがあります。
つまり標準から外れるとき、冒険だ、大胆だと叫んでいるのです。

それは、標準を自分でも抱えながら、標準に抵抗したくなったときに使う言葉になっています。
標準に依存し、普段の自分を標準だと思いながら、時に冒険する、大胆になるという筋書きが出来上がっています。

何かへの抵抗というのは、すでにその「何か」に依存していると言うことです。

適応に対する反抗、反逆という言葉が、それを表しています。

岡本氏の冒険に戻るなら、「冒険」などという言葉を使っているようでは、冒険する人間にはなれていないと言うことです。

実は冒険や大胆さとは、ありのままの自分を表現するということに他ならないのではないでしょうか?

それが冒険になってしまうほど、私たちは適応することに慣れきっています。

基本は、相手を見たうえで、どこまで自分を見せるかを計算することで成り立っているのです。

本当の自分を見せるなど危険きわまりない。
だから、自分を見せたくなったりすると、冒険しよう、大胆になろうと言い聞かせるのです。

ですが、私たちの根本には、たえず「自分を見せたい」衝動が渦巻いています。
というよりも、本当の自分をさらけ出さなければ、心底満足した感じは得られない。

ですから、この人なら信用して、何もかも打ち明けられると思える人を、絶えず探し求める。

そうではない、常に自分を表現し、さらけ出して、それで勝負してみろ。
それで打ち砕かれるならそれも仕方がない。
叩かれたうえで、そこから自分の成長があり、それでなければ本来の自分を育てることなどできるわけがない。

だから冒険などお遊びだというのです。

大胆であることなど、当たり前のことだ。
それが本来普通なのだと思うくらいでないと、自分をさらした上での生き方など望めない。
そして、「それこそが、あなたが本当に望んでいる生き方だ」と認めるかどうかです。

冒険や大胆さを、ここと言うときに使う言葉として、携えて生きて行くということは、デフォルトは隠した仮面で生きると言うことです。

そしてそれを続ければ、適度に適応したあなた、違うと思っても相手を気遣ってごまかしてしまう、しかし実は本当のことを言いたい、でもそれで今のバランスを崩すのは怖い、そんなあなたに似合った関係を作り上げます。

あなたの求めるまま、あいても表面的に扱ってくれる。

あなたは自ら、本当のことなど言えそうにない関係を築きまくっておいて、そのくせ言いたいことを言える関係が持ちたいと求め続ける。

あなたが、「冒険」や「大胆さ」がデフォルトの人間になれば、あなたのまわりは放って置いても、それに答えてくれる人間が集まるでしょう。

あなたが、「否定」や「反対意見」にビクビクしている人間だと感じたら、まわりもそれを考慮して表面的なつきあいしかできなくなります。
なにしろ、そのルールを破ろうものなら、あなたから「ひどい人間」扱いを受けかねないのですから。

いわゆる、「冒険」や「大胆さ」が時折必要になる人間ではなく、それが普通である自分にしてしまう。
そうすれば、あなたにはそれらの言葉は必要なくなる。

それが、痛いものか、怖いものか、どうってことないと思えるか、あなた次第だ。
受け入れてしまえば、怖いものなどない。
あなたは怖がっているふりをして、
昨日と同じ見せかけの平和を壊したくないだけだから。
この辺で、それしか本当の満足はないと胆をくくれるかどうかです。


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