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他人にはアドバイスできるのに・・・~くっつくこと、離れること

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誰か他の人が悩んでいたら、あなたも何かアドバイスできないかと考えますね。

相手が自分以外の人だと、その人が見えていないことが、手に取るように見えることも多いものです。

ところが、いざそれが自分の問題になったら、自分が問題に入り込んでしまった途端に、何をどうすればいいのかが急に見えなくなります。

他の人のことなら、あんなにいろんな事が見えて、「何でこんな事で悩んでいるの?こうすればいいじゃない!」といった具合にアドバイスが浮かび、それはとても簡単なことに思えたのに・・・。

その違いはどこから来るのでしょうか?

他人のことは、客観的に見えるのに対して、自分のこととなるとそれが出来ないから。

そうですね。

他の人の問題の場合は、まず相手のこと、そして抱えている問題、このどちらからも離れた位置から見ることが出来ます。

ところが、それが自分の問題となると、問題自体に関しては、ある程度までは客観視することが出来ますが、問題に入り込んだ自分については、まるで見知らぬ人になったように、中身が見えない人になってしまうのです。

一番わかっているはずの自分が、他人以上に見えにくい存在になってしまう。

その結果、問題そのものも、自分が絡んでいない部分は、ある程度離れて見えるのですが、肝心な部分になると、手の着けられない込み入った存在になってしまいます。

実は、込み入っているのは、問題自体ではなく、あなたの方なのですが。

これを解決するには、問題に自分が入り込んでしまっている事に気がつかなければなりません。

あなたは、問題と同一化してしまっているので、外から見えないのです。

これは、感情を例にとると、わかりやすいかもしれません。

たとえば、あなたは、自分が頭に血がのぼって怒りそのものになっていると、まわりのことや他人のことを見る余裕がなくなってしまいます。

やがて、怒りが治まって、頭が冷えてくれば、少しずつ状況が見えるようになります。

ついさっきまで自分がどういう状態で、何をやっていたのかに気づけるし、何が問題なのか、そこに誰と誰が関わってきているのか、といったまわりの様子が、だんだんはっきりと見えてくるでしょう。

そうなって初めて、あなたは問題そのもの、つまり今の場合「怒り」と言う感情のことに気づけるのです。

「あなたは怒りそのものになっている」という表現が、まさにそれを表しています。

同一化してしまうことをやめて、そこから離れることが出来なければ、問題そのものが見えないのです。

あなたは、感情そのものになっているとき、後で振り返って、それこそ純粋な私の感情だったと思います。
確かにそれはそれで正しい。

しかし、感情というのは、波のように頂上から底辺までの変化を繰り返すものです。
怒りにしても、しばらくすれば治まってきます。
やがて、関心は他のことに移り、「今泣いた烏がもう笑う」こともあります。

感情は変化するのが自然なのです。

感情そのものになることも純粋で自然なことだけれど、ずっとそのままでいることは自然ではありません。

ところが、私たちはこの自然な波の変化を、しばしば妨げてしまおうとします。

「私のこの怒りをどうして忘れられようか!」
「こんなにひどい目に遭ってるのに、どうして冷静でいられる?」

そして、次に来るのは、「私はこの怒り(恨み、憎しみ、嫉妬)を決して忘れない」という思いです。

そうです、この「決して忘れない」という宣言こそ、私たちが感情を再燃し続ける原動力になっているのです。

自然にしていれば、やがて治まるはずの感情の高ぶりは、「決して忘れない」装置で再び高まります。
言わば、燃えている釜の中を、火掻き棒でかき混ぜる行為です。

ですから、いくら純粋な感情であっても、それがいつまでも続くのは、自然ではない。
あなたが、自分は純粋だから、この感情を忘れないというのは正しいとは言えない。

感情そのものは正しいとしても、それがやがて治まることもまた正しいあり方なのです。

多くの人は、それをごちゃ混ぜにしてしまう。

これが自分だと言ってずっと同じでいようとするから、別の部分に切り替わることが出来ず、その結果、自分を離れてみるということが出来なくなってしまう。

いつでも自分を外から見ているだけでは、自分が誰だかわからなくなる。
一方、いつも自分が、問題や感情と同化していては、これもまた自分をわからなくしてしまう。

くっついてみる。
少し離れてみる。
手をのばした位に離れてみる。
もっと遠くから眺めてみる。
そしてまたくっついてみる。

この変化と繰り返しを途中で止めてしまうから、自分を見失ってしまうのです。

自分を他の人のように離れてみてみることも大切です。
そして今度は、自分そのものに入り込んで感じてみることも大切です。

前者を忘れると迷路にはまり込むし、後者を忘れると自分が自分でないように感じてしまう。

くっつくこと、離れること、その循環を止めないこと。

自分がとらわれやすい感情について、そのことを調べてみましょう。
そこには、不自然な抵抗が入り込んでいるのを発見するでしょう。

怒りやすい人は、逆に怒りの感情の変化がスムーズではないのです。
落ち込みやすい人は、恨みを抱きやすい人は、それぞれの感情の変化に抵抗しているのです。
あるいは、自分がわからないという人は、自分の感情へ同化してしまうことを怖れている。

くっつくこと、離れること、その循環を止めないこと。

人生は近くで見ると悲劇だが、
遠くから見れば喜劇である。
チャップリン




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