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すっぱいブドウ

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「すっぱいブドウ」という童話は皆さんご存じだと思います。
こんな話です。

キツネがブドウ棚に実っているおいしそうなブドウを見つけた。
しかし、ブドウ棚は高くて、飛びついても手が届かない。
とうとう諦めて、「あれはすっぱいブドウだ」と言って立ち去った。

一般に、「すっぱいブドウ」と言えば、このキツネのように、自分の手が届かないものに対して、たいしたことないものだったと負け惜しみを言うことをさします。

しかし、たとえばこのキツネがこのように言ったとしたらどうでしょう。

あのブドウは、まだ青くて熟しきっていない。
ものには熟して最適の時があるのだ。
それを待たずに、焦って飛びつこうとするのは、知恵のない卑しいもののすることだ。
そういうことをしていれば、せっかくのブドウも一番おいしい時を味わえず、台なしになってしまうではないか。
ものごとは、機が熟すのを待たねばならない。

かなり印象は変わってしまいますね。
実際には、ブドウに届かなかったことが悔しい、負け惜しみであることは否めないのですが、こんな説明をつけてしまえば、キツネは自分の信念を貫いて立派な態度をとったように解釈も出来てしまう。

さて、こんなことを書いたのは、後付けの説明をつければ、何でもいいように解釈できるものだということを示すためです。

わたしたちは、「すっぱいブドウ」を教訓にして、負け惜しみをやめて現実を受け入れることのかわりに、私の考え方、信念という名の後付けの解釈をつけてしまうことも多いような気がします。

「わたしは信念を貫いているので、私の辞書に失敗という文字はない。すべては、私の計算通りにはこび、うまくいっているのだ。」

こんな風に信じるようになってしまうと、傲慢で、鼻持ちならない人になってしまうのですが、その本人はなかなか気がつかない。

それほど、言葉で説明をつけてしまうことは、強力なパワーを持っています。

しかし、問題はそのような説明は、現実を見えなくして、自分の信念と現実の乖離に気がつかなくなってしまうことにあります。

そして、もうひとつ忘れてはいけないのは、ブドウに届かなくて悔しい思いをした事実を封じ込め、無理矢理説明をつけてしまった自分がいることを、自分自身は忘れていないことです。

自分自身を騙してしまったことは、何かにつけて蘇ってきますが、その都度、強引に言い聞かせて自分を納得させようとする。
他人が、その矛盾を指摘しようものなら、必死になってそれを打ち消そうとしたり動揺してしまいます。

どだい無理があることをさっさと認めてしまうことです。

うまく出来なかったらどうしようと不安になったら、一定の割合で失敗はつきものだということを思い出しましょう。
それよりも、負けるかもしれないことに挑戦することの方が、自分を裏切らず、たとえ失敗しても自分への信頼感は上がります。


説明の世界に生きていると、普段は全てうまくいっているように感じるものですが、現実を歪め、自分を裏切っていると、いつまでもその「つけ」を背負ってしまうのです。

「現実には、自分の思い通りにならないことがあるのは当たり前」と思ってしまえば、ごまかしている自分を維持するための重荷を背負うこともなくなります。
うまくいかなくても、ただ、その場の不都合を我慢すればいいだけのことです。

全てがうまくいっている人が、いつも他人から評価されると勘違いしないことです。

失敗をごまかしてしまうあなたを見た人は、あなたをそういう人だと思ってしまいます。

しかし、たとえ失敗しても、隠さずに笑われることを耐える人の方が、その人を信用出来ると感じます。

さらには、普段から自分もごまかすことにうんざりしている私たちは、自分もそうなりたいと願いその人に好感を抱くでしょう。


どちらを選んでも、うまくいかないことは同じくらい起こるものです。

何が起きても、自分を裏切らなかったことは、それ自体が自信を生み出すのです。

自分にはなれない人になろうと努力するのは、最大の失敗かもしれません。
あなたらしさを求める人が、そこにいるのになぜそんなことをしますか。


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