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ならぬことはならぬものです

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にっちもさっちもいかない。
迷路に入り込んでしまったようだ。

迷路は全体図がわかれば、抜け道を探し出すことが出来ます。
出口から逆にたどっていけば、より早く抜け道はみつかります。

しかし、巨大迷路のように3次元の迷路では、上から眺めるというわけにいきません。

見えるのは、壁、壁、壁ばかりです。

そこで出来ることは、右に行くか左に行くかを決めること、前進するか後退するかを決めることだけです。

そのように考えると、出来ることは右か左かという単純な選択しかできないし、突きつめれば、迷路から脱出すると言っても、単純な1つ1つの選択を重ねることしか出来ることはないのだとわかります。

ところが、出口がなかなか見つからないと、焦ってしまって結果を出すことしか思い浮かばなくなり、1つ1つの選択がでたらめになってしまうのです。

迷路の攻略法というのがあるのかどうか知りませんが、少なくとも、ルールなしにでたらめに動き回っては効率はよくない。
失敗した道は、繰り返さないよう除外するようにしなければなりません。

さて、基本になるのは、右か左かのような、多くの場合2者択一の選択しかないという話に戻りましょう。

私たちは人生の迷路に入り込んだとき、この基本になる選択方針が一貫していないことで、抜け出せなくなっていることも多いのではないでしょうか?

ものごとには、どちらを選んでいいのかわからないことも多いものです。

その理由は、たとえば、右も魅力的だし、左も他の魅力があって捨てがたいという場合があります。

かと思えば、前門の虎、後門の狼という状況もあります。

どちらを選んでも、選ばなかった方に後悔が残る、いわゆる葛藤(コンフリクト)という状況に陥るからです。

しかし、「私はずっと葛藤しています」といって何もしないのでは、現実逃避になってしまいます。

「決めかねること」ではあるけれど、決めなければ、ずっとその葛藤は繰り返し蘇ってきます。

どちらかを決めてしまった方がいいのは、いい結果が得られそうだ、という戦略的な意味合いもありますが、他にも影響はあります。

それは、「どちらかに決めない」というやり方が、現実認識にゆがみをもたらすことがあるからです。

決めかねるからと言って、たとえば右に行った方がよりひどいことが起こることを、わざと証明して左を選ぼうとする。

あるいは逆に、右に行けば全てうまくいくと納得したいので、左側のメリットをわざと無視して、現実をねじ曲げてでも答えを出したいと思ってしまう、などです。

このような現実の方を歪めてしまう見方は、いずれ限界が生じたり問題を引き起こすでしょう。

一方、「だからルールを決めてしまえばいいことだろう」という意見があります。

私たちがコンピュータのプログラムなら、それでいいし、そうしなければなりません。

しかし、生きているものは、常に変化する、無常な存在であることを無視するわけには生きません。

5年前は右だと思っていたけれど、今なら左の方がいいと思うようになるといったことが、実際に起きてきます。

じゃあどうしろと言うんだ、ものごとはにっちもさっちもいかないものだと言いたいのか?
と、お叱りを受けそうですが、決められないことを決めてしまおうということには、充分注意が必要であると申し上げているのです。

結論を言えば、何を決定し、何を決断しないかをはっきり選択すべきです。
それも、いま現在の選択でいいのです。

むしろ将来も絶対変えないなどと思わない方がいいでしょう。
変化は受け入れる余地を残さないといけません。

そして、戦略的な意味を取り入れるなら、決めたことは、それを変更すべき理由がはっきり現れるまでは変えない、しかし変えるときには変えると決めることです。

一方で、今の時点では決めないという選択をしたことについては、そのことによって起こる不具合を、文句を言わず、甘んじて受けると決心するのです。
それでも決めないでいることを選んだのですから。

前者は、選ばなかった方への未練という執着を断ち切らなければなりません。
後者では、毎回迷うという不快さと不安を受け入れなければなりません。

そうすれば、先に挙げたような現実の認識をねじ曲げる様なことは、なくなります。

決めてしまうことにも、決定しないことにも、メリットもあるしデメリットもあります。

ですから、一貫して何事もルールを決めてしまうやり方や、一貫して選択しないやり方は、メリットが大きいうちはいいですが、そのデメリットもまた相乗効果で増幅してしまうので、やめておいた方がいいでしょう。

「私は何事も迷わない人です。」と誇ってみせるのは自由ですが、そのことで言葉の呪縛にはまってしまわないことです。

時には、例外を認められる余地を残さないと、行き詰まって自爆します。

効率も悪いし、わかりにくいことをなぜわざわざ言うのか、といえば変化について行くためです。

「オッカムのカミソリ」という言葉があります。
理論には、必要以上に仮定を取り入れず、できるだけ単純な方がいいということです。

それなら、先ほどのように、一貫して決まったルールに従うのが一番単純に思えますが、いずれ無理が生じることがわかっているのなら、もう一つ仮定を増やさなければならないのです。

「今の時点でわかっていることが全てではない」ことを常に忘れないことです。

そして、変化に対応できないルールに固執すれば、決まって現実の方を歪めようとすることに繋がるからです。

☆~⌒☆

會津藩校では、什の掟(じゅうのおきて)というのがあって、それを忠実に守ったそうです。
そして、什の最後には、かならず『ならぬことはならぬものです』と書かれていた。

『ならぬことはならぬものです』

しかし、何を「ならぬこと」とするかを選択するのは自分です。
選択は簡単ではないし、いつもベストであるわけにはいかない。
しかし、それこそが、自分で選ばなければなければならない唯一のことです。

たとえ迷路から抜け出せなくても、このルールは決めないという選択もありうるのです。


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