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自分の責任はどこまでかを見極める

上司に叱っれる2



人間関係においては、いろんなタイプの組み合わせでドラマが行われます。

必ずしも、同じタイプの人がくっつくわけでもないようです。

第三者的に見ていると、片方が一方的に相手を責めていて、どうして相手はそれにつきあっているのか不思議に思うことはないでしょうか?

しかしそのような関係においては、どちらも自分の弱点をさらけ出さないために防御しているので、一見奇妙に見える関係が成立してしまうのです。

パティー:マーシー、あんたは私をあの学校に行くのをとめずに、笑いものにしたのよ!

マーシー:私が何か言ってもどうせ聞かなかったでしょう。

パティー:あんたの努力がたりないのよ。

パティー:ほんとに私をとめる気だったら、とめることもできたのよ。

マーシー:本気でとめようとしたら、私のことぶっていたでしょ...

パティー:あんた身をかわすこともできたのよ。

パティーのように、何を言おうと相手の責任にしてしまうことが反射的になっている人もいるものです。

マーシーがどうであるかは、これだけではわかりませんが、彼女の立場の人間が自分の方に責任があると思ってしまうタイプだと、一方的な攻撃に負けて自分が悪いと思い始めてしまうものです。

さて、その場合パティーのような人間に出会ったから、かわいそうにマーシーは犠牲になったのだ、と考えればいいのでしょうか?

表面的に見ればそう見えますが、パティータイプとマーシータイプが出会うとき、このようなゲームは毎回繰り広げられることになるのです。

パティーは表面的には「迫害者」の立場をとる人です。しかしそれは力の強い側が弱い側を迫害するというものとは違います。

パティーの方も実際には自分の中にマーシー的なものを抱えています。
そして自分の中のマーシーが痛めつけられるのを防ぐために、自分が先に攻撃に回ることでそれを回避しようとするわけです。

そんなとき逆の立場をとりがちなマーシーという存在は、ゲームを仕掛けるのに絶好な相手であるわけです。

マーシーの方も、自分の中で「犠牲者」的な自分と「迫害者」的な自分を抱えています。
しかし、パティーとは逆に、まずは「犠牲者」側にまわりがちな適応方法を身につけてきたと言えるでしょう。

オフェンスとデフェンスがそろったのでゲームが始まります。

ところで「犠牲者」と「迫害者」を括弧付きで書いているのは、心理的な役割だと言うことを示しています。

本当に迫害者になりたいわけでも犠牲者になりたいわけでもありませんが、いままでその役割を演じることで自分を守る方法を身につけてきたわけです。

そして、この役割は別の要因が生じると簡単に逆転してしまうこともあります。

よく「いじめ」の問題で言われることですが、自分がいじめられる立場になりたくないので、自分もいじめる側になってしまうと言うことがあります。
「迫害者」は自分の中に「犠牲者」の役割も抱えているのです。


本当はもっとストレートに自分の望みを伝えたり、あるいは不満を表明したいのです。
ですが、人生のどこかでそれは効果がないと思い込んでしまった。
実際にそう思うような機会を経験したのです。

しかしその多くは幼い子どもの頃に身につける姿勢、態度です。
そして、やってもだめと思い込んでしまったのは、自分が幼くて力がなく、それと比べて大人があまりにも巨大な存在に見えただけかもしれません。

どんな理由からにせよ、私達はそういった姿勢、構えを身につけてしまうものです。

大事なことは、このようなゲームの関係は、偽物であることを見抜くことです。
本気で迫害者になりたいと思ってもいないし、犠牲者になりたいわけではないのです。

さて、それをふまえて、「自分の責任はどこまでかを見極める」と言うテーマを考えたいと思います。

特にマーシー側になりがちだと思う人は、容易に自分に責任のないことまで罪悪感を感じてしまいがちです。
それはその結果、自分が「犠牲者」に身を置くことで、本当の自分の気持ちに直面しないでその場を乗り切るやり方を習慣にしてきたからです。

もしかしたら、哀れな自分を救ってくれる「救助者」が現れてくれるかもしれないと期待し、「犠牲者」に身を置こうとするのです。

ですがゲームを続けている限り、本当の自分の気持ちはわからないままです(少なくとも表面的には)。
それは、いつも満足のいかない形で、終わります。

それでも「誰からも無視されるよりはまし」と自分を納得させて、再びゲームの機会を持つような状況に身を置いてしまうのです。

自分の本当の気持ちを確認するためには、一つは「自分の責任はどこまでか」を問いかけてみることです。

「私は私の感情には責任を持つけれど、あなたの不満はあなた自身が責任を持たないとならない。」という事実をしっかり見極め、そう主張できる自分を持つことです。

とくにパティーのような相手に対する場合にです。
パティータイプは簡単に、自分の問題をあなたに押しつけてくるからです。

「それは私の問題ではない」とはっきり宣言することです。
それを言うことに、何も罪悪感を感じる必要はないのです。

ですが、マーシータイプは、なにかと自分が悪いと罪悪感に入り込みがちです。
うまく罪悪感を呼び覚ますコツをわきまえているのがパティータイプの人間だからです。

そして、いったん罪悪感が発動されると、「それは私の問題ではない」と冷静に判断出来る自分がどこかに飛ばされてしまうのです。

それでも、どちらのタイプであるにせよ、それは今までに身につけた姿勢や習慣に過ぎないと思って、繰り返し「自分の責任はどこまでかを見極める」ことにチャレンジすることは出来ます。

どんな習慣も、新しい習慣に置き換えられるときがきます。
今のままでいいとか思って、不満を抱える関係を続けないことです。

たしかにそれは、ある面であなたが絶望に陥るのを守ってくれたやり方だったかもしれません。
ですが、今の自分には他の選択もあるのです。
新しい姿勢があることを認めて、偽物の関係を捨ててしまう方がずっとずっとメリットは大きいのです。

『ゲシュタルトの祈り』

私は私のために生きる。
あなたはあなたのために生きる。

私は何もあなたの期待に応えるために、
この世に生きているわけじゃない。

そして、あなたも私の期待に応えるために、
この世にいるわけじゃない。

私は私。あなたはあなた。

でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。


※なおここで「ゲーム」は、交流分析(エリック・バーン)、「迫害者」「犠牲者」「救助者」は交流分析(カープマン)の意味合いで使っています。

※引用:「いいことから始めよう―スヌーピーと仲間たちからの生きるヒント」
エイブラハム・J. ツワルスキー 新潮社 / 1995-02


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