やり直そうとする心理のわな
間違えたり、失敗したことを「やり直し」しようと思うこと自体は問題ありません。
しかし、自分はやり直そうとしているつもりでも、どこかに失敗した事実を認めないで、もう一度やって失敗ではなかったと証明してやろうという気持ちが潜んでいる場合があります。
そういった場合、名誉挽回ならばいいのですが、前の失敗を認めきれない思いから何度も同じやり方をして、これまた同じ失敗を繰り返してしまうという悪循環に陥ってしまう危険性があるのです。
たとえば自転車で水たまりを避けるのに、出来るだけ水たまりのぎりぎりを通ってクリアしてやろうと、何度も失敗しているようなものですね。
大きめに迂回すれば失敗しようがないとわかりながら、なんどもうまく通れることを証明してやろうと、ぎりぎりを通ろうとする。
100m走での記録の壁を破ろうとする人の挑戦と似ているようですが、そこには前の失敗を認めて、充分にそれをかみしめているかどうかの違いがあるのです。
同じ失敗をする人は、「いや今度はうまくいくはずだ」とおもいながら、前回と同じ心理状態に陥ってしまいトラップにはまってしまいます。
これは、第三者が見ていれば、わりとすぐにわかり「何をやっているんだあの人は」と思えるのですが、当事者にはなかなか気がつきにくいところが、人間の心理の癖のようなものですね。
前回と似た状況になると、つい同じやり方を採ってしまう。
ちょうど、なんど痛い思いをしても、きまって同じ場所で足をぶつけてしまう様な感じなんです。
起きてしまった悪い状況から逃げ出そうとすると、かえってその状況を引きずってしまい、再出発ではなく過去をやり直そうとしてしまうのが問題なのです。
なんどやろうと、そのやり方は実を結ばないことがわかりながら、それを認めきれない自分に気がつかなければなりません。
失敗と縁を切るには、それに抵抗しないことです。
失敗したら、その失敗がもたらした結果を充分にそのまま起こらせてしまえば、スッキリあきらめも付くのです。
頭に何度もいやな感情が蘇ってくるようなら、それに抵抗しないでとことんその感情を味わってしまいます。
予期しない困った出来事が起きたら、抵抗しないでそのままそれにふさわしい終わり方をさせてしまうのです。
つらい体験でも、抵抗しないで充分起こらせてしまったら、それを潔く手放すこと。
これが、失敗をいつまでも引きずらないベストな方法ではないでしょうか。
良いことも悪いことも、あなたに関係あることもないことも、起こってはやがてその終焉を迎えます。
嵐の中でも、時はどんどん過ぎていきます。
それが自然に終わらないのは、あなたが、過去を不自然に生き延びさせてしまうから。
新しい生き方に向けての「やり直し」と、過去に縛り付けられたままの「やり直し」の違いを見分けないといけません。
それは、いつまでも失敗を繰り返していないかどうか確かめればわかるでしょう。
そのような時、同じようないやな感情がそこにくっついてきてはいませんか?
何か気が重い、何かやるきが出てこない、おっくうになってしまう。
このような感情が起きてくる原因はいろいろありますが、その一つが、いま言ったような過去をやり直させようという試みなのです。
今度こそうまくやろうというかけ声はいいのですが、それが失敗をなかなか認められないための悪循環になっていないだろうかとチェックしてみることです。
そうか、過去への未練がこのいやな気分を作りだしていたんだと気がついたら、無条件に手放しましょう。
そのとき、あれこれ理由をつけようとしないで、目をつぶって手を離す。
そして、いまここで起きていることに目を向けるのです。
驚くほど、急激に気分が良くなってくるでしょう。
このような手放しになれてくれば、「もしかするとこの気分の落ち込みは例のヤツかな?」と楽に気づけるようになってくるでしょう。
いつもあたらしい、柔らかい存在でいるのです。
柔らかい存在が、いまにはふさわしい。
硬くなった存在は、過去を向いています。
何度も生まれ変わる自分を、当然のことだと思えるようになればいいのです
過去にしがみつくのは、同じ身体で居続けようとするようなもの。
新陳代謝で身体が刻々作り替えられているありがたさを忘れてはなりません。
意地を張らずに負けをきっぱり認めて生まれ変わりましょう。
そうすれば、眠れぬ夜ともさよならできるでしょう。
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不満とは捨てられない正しさ
しかし、自分はやり直そうとしているつもりでも、どこかに失敗した事実を認めないで、もう一度やって失敗ではなかったと証明してやろうという気持ちが潜んでいる場合があります。
そういった場合、名誉挽回ならばいいのですが、前の失敗を認めきれない思いから何度も同じやり方をして、これまた同じ失敗を繰り返してしまうという悪循環に陥ってしまう危険性があるのです。
たとえば自転車で水たまりを避けるのに、出来るだけ水たまりのぎりぎりを通ってクリアしてやろうと、何度も失敗しているようなものですね。
大きめに迂回すれば失敗しようがないとわかりながら、なんどもうまく通れることを証明してやろうと、ぎりぎりを通ろうとする。
100m走での記録の壁を破ろうとする人の挑戦と似ているようですが、そこには前の失敗を認めて、充分にそれをかみしめているかどうかの違いがあるのです。
同じ失敗をする人は、「いや今度はうまくいくはずだ」とおもいながら、前回と同じ心理状態に陥ってしまいトラップにはまってしまいます。
これは、第三者が見ていれば、わりとすぐにわかり「何をやっているんだあの人は」と思えるのですが、当事者にはなかなか気がつきにくいところが、人間の心理の癖のようなものですね。
前回と似た状況になると、つい同じやり方を採ってしまう。
ちょうど、なんど痛い思いをしても、きまって同じ場所で足をぶつけてしまう様な感じなんです。
起きてしまった悪い状況から逃げ出そうとすると、かえってその状況を引きずってしまい、再出発ではなく過去をやり直そうとしてしまうのが問題なのです。
なんどやろうと、そのやり方は実を結ばないことがわかりながら、それを認めきれない自分に気がつかなければなりません。
失敗と縁を切るには、それに抵抗しないことです。
失敗したら、その失敗がもたらした結果を充分にそのまま起こらせてしまえば、スッキリあきらめも付くのです。
頭に何度もいやな感情が蘇ってくるようなら、それに抵抗しないでとことんその感情を味わってしまいます。
予期しない困った出来事が起きたら、抵抗しないでそのままそれにふさわしい終わり方をさせてしまうのです。
つらい体験でも、抵抗しないで充分起こらせてしまったら、それを潔く手放すこと。
これが、失敗をいつまでも引きずらないベストな方法ではないでしょうか。
良いことも悪いことも、あなたに関係あることもないことも、起こってはやがてその終焉を迎えます。
嵐の中でも、時はどんどん過ぎていきます。
それが自然に終わらないのは、あなたが、過去を不自然に生き延びさせてしまうから。
新しい生き方に向けての「やり直し」と、過去に縛り付けられたままの「やり直し」の違いを見分けないといけません。
それは、いつまでも失敗を繰り返していないかどうか確かめればわかるでしょう。
そのような時、同じようないやな感情がそこにくっついてきてはいませんか?
何か気が重い、何かやるきが出てこない、おっくうになってしまう。
このような感情が起きてくる原因はいろいろありますが、その一つが、いま言ったような過去をやり直させようという試みなのです。
今度こそうまくやろうというかけ声はいいのですが、それが失敗をなかなか認められないための悪循環になっていないだろうかとチェックしてみることです。
そうか、過去への未練がこのいやな気分を作りだしていたんだと気がついたら、無条件に手放しましょう。
そのとき、あれこれ理由をつけようとしないで、目をつぶって手を離す。
そして、いまここで起きていることに目を向けるのです。
驚くほど、急激に気分が良くなってくるでしょう。
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