幸せなふりをすると...
ナット・キング・コールの「プリテンド」という素敵な曲がありますね。
「Whenever you pretend その気になりさえすれば」幸せになれると歌います。
最後に「So why don't you pretend?」とあの甘い歌声で囁かれると、世界が変わってくれるような気にもなってきます。
そう、たしかにその時は幸せな気分になれるような気がしてきますね。
しかし、現実はあなたの空想の時間以外にも存在します。
ふりをするのはあくまで、現実ではないとわかってやっていること、そこまでにとどまるべきでしょう。
help.comという英語のサイト(ハウツーのようなサイトのようです)で、こんなテーマが扱われていました。
「充分なだけ幸せなふりをしていれば、あなたは本当に幸せになれるでしょうか?」
そして、その回答として、こんな感じの文章がありました。
「幸せであるとは心の枠組みによるもの、そう意味では正しいでしょう。しかし、あなたが幸せなふりをしようとしているとしたら、なぜそうしているのか、そしてその理由を突き止めることが必要です。
なぜなら、現実があなたに突きつけるものは、「ふりをしている」ことなどよりもずっと大きなものをもたらしてくれるからです。」
「ふりをすること」はあくまで、空想の時間にとどめるべきでしょう。
ふりをしていることを現実と混同してしまうと、それに合わない現実が現れたとき、あなたはどうしていいのかわからなくなって、うろたえて「こんなことが起きるはずがない」と嘆くことになります。
「あなたの考えたことだけが起こる。考えないことはあなたの身には降りかからない。」
これは昔から、根強くある考え方ですね。
たしかにそれを、正しいとか間違っていると証明するのは難しいでしょう。
「予想外のことが起きるとすれば、それはあなたがそうなることを思い浮かべたからである。」というように逃げられると、なんでもつじつまを合わせてしまえるからです。
しかし、現実的に考えれば、あなたに起こることはこういうことではないでしょうか。
ふだんは、ほとんど自分の願ったことが自分の生活にも現れてきますから、自分が望んだことだけが自分に起きてくるというのは正しいようだと感じるのです。
しかし、いくらそう信じていても、ある日突然、あなたの予想もしなかった起きてほしくないことが、現実になることもよくあります。
あなたが、いくらそんなことは起きないと信じているふりをしていても、それに合わない現実が外から突きつけられることもあるわけです。
そんなときに求められるのは、たとえあなたがどんなに信じたくないことでも、それが現実に起きたことをそのまま見て、それを受け入れることでしょう。
起きたことをやり直せない以上、それ以外に方法はありません。
しかし先ほど書いたように、私たちは「ふりをしていれば大丈夫」という考え方をどうしても持ってしまいます。
ときには、そのような考え方も、あなたを助けることもあるでしょう。
たとえば、「いつ事故にあうかもしれない」、「いつ地震が起きて被害に合うかもしれない」、「いつ空が落ちてくるかもしれない(笑)」と心配しだして、それに対する完全な対策を追求し続けるようだと、あなたは不安による神経症になってしまいます。
そんな時は「大丈夫」と言い聞かせて、普通の生活に戻れるのが正常な状態だと言えるからです。
ですが、この逆に何でも「ふりをしていれば大丈夫」ですべてを片付けようと思うのは、これもまた問題があるでしょう。
それは、現実を受け入れるということを想定していないやり方だからです。
「(/。\)ミザル<(‐‐)>キカザル」で世の中を渡って行くんだと言っているようなものです。
たちまち行き詰まりがやってくるのは、みえているからです。
そうなると、このような両方に偏ってしまう態度ではなく、バランスのとれた現実の受け入れができるのが理想だと思えてきますね。
そして、出来れば「ふりをする」ことも最低限にとどめて、それはあくまで「仮のもの」「非常手段」くらいに思って、できるだけ現実をありのままに見られるようにしたいと思うのです。
そうでないと、「ふりをする」ことでうまくいっている間は意気揚々で、「私はこの世の法則を見つけた」と他の人にもそれを勧めますが、いざ現実が自分の「ふり」から外れたことを突きつけてきたとき、「現実の方が間違っている。こんなことが起こるはずがないんだ。」と叫んで立ち往生しなければならなくなるのです。
「ふりをしている」ことで得られる幸せよりも、現実を歪めることなく向きあうことで起こってくるイベントは、もっと大きな満足や充実感をあなたに与えてくれます。
そして、それは「まがいもの」ではないという確信がもてますし、いつでも例外のない「ほんもの」だと信じることができるのです。
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Pretend プリテンド(ふりをする)
Pretend you're happy when you're blue
憂鬱なときは、しあわせであるふりをしてみよう
It isn't very hard to do
そんなに難しいことじゃないよ
And you'll find happiness without an end
そうすれば、いつまでも幸せでいられる気分になる
Whenever you pretend
ただその気になりさえすればいい
Remember anyone can dream
だれだって夢を見ることはできる
And nothing's bad as it may seem
思ってるほど悪くないよ、世の中は
The little things you haven't got
まだ自分のものになってないことだって
Could be a lot if you pretend
その気になるだけで満たされた気になれる
「Whenever you pretend その気になりさえすれば」幸せになれると歌います。
最後に「So why don't you pretend?」とあの甘い歌声で囁かれると、世界が変わってくれるような気にもなってきます。
そう、たしかにその時は幸せな気分になれるような気がしてきますね。
しかし、現実はあなたの空想の時間以外にも存在します。
ふりをするのはあくまで、現実ではないとわかってやっていること、そこまでにとどまるべきでしょう。
help.comという英語のサイト(ハウツーのようなサイトのようです)で、こんなテーマが扱われていました。
「充分なだけ幸せなふりをしていれば、あなたは本当に幸せになれるでしょうか?」
そして、その回答として、こんな感じの文章がありました。
「幸せであるとは心の枠組みによるもの、そう意味では正しいでしょう。しかし、あなたが幸せなふりをしようとしているとしたら、なぜそうしているのか、そしてその理由を突き止めることが必要です。
なぜなら、現実があなたに突きつけるものは、「ふりをしている」ことなどよりもずっと大きなものをもたらしてくれるからです。」
「ふりをすること」はあくまで、空想の時間にとどめるべきでしょう。
ふりをしていることを現実と混同してしまうと、それに合わない現実が現れたとき、あなたはどうしていいのかわからなくなって、うろたえて「こんなことが起きるはずがない」と嘆くことになります。
「あなたの考えたことだけが起こる。考えないことはあなたの身には降りかからない。」
これは昔から、根強くある考え方ですね。
たしかにそれを、正しいとか間違っていると証明するのは難しいでしょう。
「予想外のことが起きるとすれば、それはあなたがそうなることを思い浮かべたからである。」というように逃げられると、なんでもつじつまを合わせてしまえるからです。
しかし、現実的に考えれば、あなたに起こることはこういうことではないでしょうか。
ふだんは、ほとんど自分の願ったことが自分の生活にも現れてきますから、自分が望んだことだけが自分に起きてくるというのは正しいようだと感じるのです。
しかし、いくらそう信じていても、ある日突然、あなたの予想もしなかった起きてほしくないことが、現実になることもよくあります。
あなたが、いくらそんなことは起きないと信じているふりをしていても、それに合わない現実が外から突きつけられることもあるわけです。
そんなときに求められるのは、たとえあなたがどんなに信じたくないことでも、それが現実に起きたことをそのまま見て、それを受け入れることでしょう。
起きたことをやり直せない以上、それ以外に方法はありません。
しかし先ほど書いたように、私たちは「ふりをしていれば大丈夫」という考え方をどうしても持ってしまいます。
ときには、そのような考え方も、あなたを助けることもあるでしょう。
たとえば、「いつ事故にあうかもしれない」、「いつ地震が起きて被害に合うかもしれない」、「いつ空が落ちてくるかもしれない(笑)」と心配しだして、それに対する完全な対策を追求し続けるようだと、あなたは不安による神経症になってしまいます。
そんな時は「大丈夫」と言い聞かせて、普通の生活に戻れるのが正常な状態だと言えるからです。
ですが、この逆に何でも「ふりをしていれば大丈夫」ですべてを片付けようと思うのは、これもまた問題があるでしょう。
それは、現実を受け入れるということを想定していないやり方だからです。
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そうなると、このような両方に偏ってしまう態度ではなく、バランスのとれた現実の受け入れができるのが理想だと思えてきますね。
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