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あの時はつらかったね!

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あの時はつらかったね!

『あの時はつらかったね!』と誰かに言ってもらえたら、きっと救われたような気持ちになりますね。

でも誰かがそれを言ってくれるのを待つ必要はありません。
自分で自分に言ってあげましょう。

しかし、それを言えるためには、1つの前提があります。
時にはそれは、大きな壁となって立ちはだかるかもしれません。

その前提とは、「その出来事やその時のつらかった自分が存在したこと」を認めて受け入れることです。

それは簡単であるとは限りません。

なぜなら、自分の経験したことであっても、そのつらさからそれを打ち消してしまおうとする防衛規制が働くのが、人間の心理というものだからです。

そんなことは「なかったことにしよう」としたり、あったことを覚えてはいても、なんとか「正面から向き合うことを避けよう」としたりするものです。

「なかったことにしよう」パターン:

「私にそんなことがあるはずがない。私はそんなことなど平気な人間だから」と言ってしまいます。

そして、それを言ったために、本当に自分はそのような感情に対して、平気であることを装わなければならなくなります。

何かの感情を打ち消して感じなくしようとすれば、その感情だけでなく、いろいろな関係しそうな状態も否定しなければならなくなります。

その結果、特定の感情を避けるために、直接関係のない感情まで鈍磨させないといけない、と言う弊害が起きてくるのです。

つまり何事にも、あまり気軽に感情を表現できなくなります。
そのため、たとえそれが楽しい感情であってもも抑制がかかってしまいます。

ですが、このように装ったところで、隠している感情は消えて無くなるわけではありません。
否定しようとすることも働きかけであり、その力が逆方向の抵抗を作り出し、たえずその反勢力に対抗し悩まされることになるのです。

「正面から向き合うことを避けよう」パターン:

このパターンでは、自分につらいことがあったことは認めていますが、その本当の姿を見ることからは目をそらしているのです。本当に追体験することは避け続けなければなりません。

ですから、そのために様々な策略を労することになるのです。

たとえば、こんな感じです。
「私ってこんなひどい過去があるの。だからかわいそうだと思って。」
「こんなかわいそうな私が失敗したって誰が責められるというの。」

直接傷口には触れないまま、開き直ったり、同情をかったり、あるいは感情的になったり事態を混乱させて、追求されることを避けようとします。

こうして周りの人間に対してバリアーを張っておいて、触れたくない自分には、まわりからも自分からも、見えなくなるようにするわけです。

このような防衛のパターンは、個別に見れば実に様々なパターンがあるでしょうが、今はこの程度にして、次に進みましょう。

このような防衛する自分に気づいて、「避けていた感情の存在を受け入れること」が必要になるというところに戻りましょう。

しかし、自分で隠そうとしているときは、無意識に入り込んでいるから「自分で気づくなんて出来ないじゃない?」と思われるかもしれません。

しかしそれを言ってしまっては、気づけない自分をそのまま続けるだけです。
もしかすると、そのように思うこと自体が自我の防衛パターンの一部になっているかもしれません。

ここはひとつ、意を決して「自分の経験したことなんだから、自分でわからないはずはない」と宣言してしまいましょう。

それは実際事実であるし、回避に手を貸さなければ、やがて宣言だけでなく本当に実現することになるでしょう。

ですが、いざやろうとは思っても、どうやればそのような自分を見破ることが出来るのか戸惑うかもしれません。

しかし手がかりはあります。

そのような状態にあるとき、普段とは違い自分になっていますから、防衛規制が働き始めたときの変化をとらえてみましょう。

・落ち着かなくなる。
・話をそらしたくなる。
・早口になったり、多弁になったり、声が大きくなる。
・誰かを攻撃したくなる。
・開き直ろうとする。
・なんとなく悪いことをしているような後ろめたさがある。
・自然な感情が起きてくるのを警戒したり、特定の感情ばかり使おうとする。

パターンは人それぞれ特有のものになるでしょうが、そこにいつもと違うパターンが見られるはずです。

ひとつでもそんなパターンに気づけるようになれば、だんだん容易になってくるでしょう。あとは済し崩し的に征服できる可能性が高くなります。

つらい経験であった、あるいはそう思い続けてきたわけですから、直面するときはやはりそれなりの覚悟は必要です。
泣きたくもなるかもしれません。

ですが、それは隠し続けるよりはずっといい結果をもたらすと信じてがんばってみましょう。

つらい過去は誰でも思い出したくないもの。

しかし、一旦向き合ってみれば、いいことはたくさん巡ってきます。
そして、それを経験すれば、隠していることなどばかばかしいことだと思えるようになってくるでしょう。

正面から向き合った結果は楽しいものです。

・すっきりした気分になります。
・今までよりも軽くなれます。
・隠すために使っていたエネルギーが解放されます。
・いままで、ずっとやりたくても避けていたことが、うそのように気軽に出来るようになります。
・誰かのせいで犠牲になっているという思いが消えていきます。
・同じような思いで無理をしている人に気づくようになれますから、許容する心や思いやりをもてるようになります。

そして、自分に正直に向き合うことがどんどん容易になっていくでしょう。
その結果、こうありたい自分ではなく、ありのままの自分を好きになります。

今までと同じ環境にいても、そこから見える世界は、防衛が解けた自分を反映して自分に対して優しい人ばかりの世界に見えてくるでしょう。

『あの時はつらかったね!』と自分でも言えるし、そう言ってくれる人も現れることでしょう。




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あなたの今の悩みはすぐにでも消え去るでしょう~○○が関与しなければ

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過去を変えたいと思ったり、なかったらよかったのにと思うとき、余計な思考が一人歩きします。
またそれは、それらの過去と対象的な現実が起こって欲しいと思い、それを未来に投射するのです。

このどちらも、あなたを悩ませ、苦しませる思考です。
こういった思考を発動しない限り、あなたはいまここの対象にのみ集中して、「私」が関与しないで、ただやるべきことを自動的に行っていることが出来ます。
後で気がついて、いつのまにかやり遂げていたことに気がつくでしょう。

つまり、「私が考えよう」とする思考が働くときに、あなたは苦しくなり悩みだすのです。
「私」が関与しないで、ただ動いているとき、あなたは悩みもせず、いまここに没頭することが出来ます。
そのとき、何の緊張もストレスも感じないで、気楽に生きていられます。

「このままでいいのだろうか?」と考え出すとき、あなたは悩み始めます。
「何も気にしないで、気楽でいたのではいけない」と言い聞かせる自分が、あなたを余計な思考の世界に引きずり込んでしまうのです。
そう思ってしまうのは、「私が自分の意志でしっかり考えておけば」問題は起こらないと錯覚するからです。
「よく考えずに行動したから失敗したのだ」という戒めを、自分に突きつけて、「私」が考えずに行動してはいけないと言い聞かせようとします。

しかし、その因果関係は錯覚です。
「私」が考えて行動したから、良くなった、悪くなった、のではなく、結果が起きてから、「私」が何をしたからこうなったんだ、とこじつけているだけです。
あなたには、それを進めることも、止めることも、起きなくすることも出来なかったというのが、本当のところです。

「私が思えばそのとおりになる」という根拠のない傲慢さを捨てることです。
「私」が介入しないでも、あなたがやるべきことは行われ続けています。
今ここにとどまって、それを楽しむだけでいいのです。
起こってくることは、時には、つらいことだったり、悲しいこと、いやなことだったりするかもしれませんが、それは絶えず変化している途上の出来事に過ぎません。
両極の片方から、片方へ変化する移動の途中に過ぎません。

いいことだけずっと続くわけでもなく、つらいことがいつまでも続くわけではありません。
もしそのように思えるなら、それは「私」が関与して、それを繰り返し思い出そうとするからです。
何事も常に変化し続けます。どこかにずっと止まっていると思うのは幻想に過ぎません。
その変化に任せるなら、あなたはいつまでもいやな気分に巻き込まれ続けることはありません。

いいことにせよ悪いことにせよ、あなたがそれを操作できるかのように勘違いしないで、傲慢な私の意志をおとなしくさせていくに連れて、あなたは不安を感じることが徐々に消えていくでしょう。

あなたが自分でコントロールできないことが、どれだけあるのかということを、素直に観察していけば、どれだけ起こることにゆだねて生きているかを、感謝を持って感じてみれば、「私」が関与しなければどれだけ平穏でいられるのかに気がついていくでしょう。

あなたは刺激が欲しくなると「私」をでしゃばらせようとするのかもしれません。
しかし、そのあとの「私」への執着が、新しい苦しさを作り出してしまうのです。

あるいは、あなたが不安でいっぱいなら、「私」が攻め立ててくる声にこたえたりしないで、いまここで自分でコントロールしないで、ただ起きてくることを受け入れようと思ってみることです。
最初はとんでもなく恐ろしいことに思うかもしれませんが、何も自分で関与しないでいることです。
あなたが不安をどれだけ強めようと、どうにかしようとあがこうと、あなたのコントロールなしに、ただ起きることが起きて物事が進んでいくのです。

「私」が関与しなければ、いいかえれば「私」が主張する思考に自分を奪われなければ、素直に起きることを受け入れて、やるべきことをやっている自分を取り戻せたことに気がつくでしょう。


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自分の判断に不安を感じるのはなぜだろう

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誰かに対して自信ありげに見せている自分。

しかし、ひとりになってから自分だけと向き合って、それでも自信は揺らぎませんか?

ふとしたときに「これでいいのだろうか?」と不安になってくる。

これはどこからくるのでしょう?

そこで、実際には自分は何を頼っているのかを振り返ってみましょう。

◆自分の人生を生きるつもりなら、最後は内側から出てくる指針に従おう。

外側の方針に従ったら、どこまでも自分ひとりでは何も出来なくなってしまう。
決断を下す存在が外側にあるのでは、自分で判断するたびにストップがかかるのは当然である。

◆自分が自然に選択したことは、いちいち振り返らずに進んでいくもの。

正しいかどうか不安になるとしたら、なにかが自然の流れから外れている。
どこかが間違っていると思って他のやり方を考えよう。

◆自分でよくわかっていない権威に従うと、いつまで経ってもわからない存在に引きずられることになる。

自分で考える権利はいつになっても巡ってこないだろう。

◆そうではなく、自分を成長させればもっと視界が広がって自分で判断できるようになることを信じる。

いまの自分だけで判断して、自分では決められないと判断したり、誰かに頼ろうとするのはやめておこう。

◆社会の常識だからといって人を手助けしようとしないこと。

自分が本当に助けたいと思えることに限って、相手に親切にしてあげよう。
相手が自分で判断できるように手助けするのが、一番の親切だと忘れないこと。
またそれは、裏返しで自分も不必要に人に頼ることになるのを防げる。

◆「いまは、これなしでは生きられない」というものを作らない。

多少の不都合はあっても、依存と引き替えに何かを手に入れようとするのを極力避けたい。
そうしないといつまでも頼るものを作り出す生き方になってしまう。

◆弱気になっているのは、まだ外側の手近なものに頼ろうとしているから。

頼りにする何かを持つのをやめたら、不安や弱気は消えてしまうもの。
それは意志の力の強さでもないし、強がってみせることでもない。
それらを手放して自分の弱さを認めたときにあらわれてくるもの。

◆今の生き方で疲れを感じるとしたら、上記の何かをやっている兆しだと思って見よう。

「疲れた」とため息をついたら、何が原因かを探ってみよう。

◆自分の内側から来る自信だけが本物だと考える。

外側の何かに頼った自信はかんたんに崩れ去る一時的なものでしかない。

◆自分に頼って生きるのか、だましだまし何かに頼りながら生きるのか、どちらかはっきりさせよう。

いまの自分に自信が持てないという理由で後者を選べば、いつまでも充実感は得られない。



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ちゃんと見ている、あなたがいるから! 「ちゃん見る」シリーズ No.004 人間関係のトラブルを生み出さないヒント~その2

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ちゃんと見ている、あなたがいるから! 「ちゃん見る」シリーズ No.004 人間関係のトラブルを生み出さないヒント~その2 [Kindle版]
Kindle 購入価格: ¥ 308
プライム会員: ¥ 0 (Kindle 端末上のストアから、無料でお読みいただけます)
販売: Amazon Services International, Inc.
Amazon.co.jp: ちゃんと見ている、あなたがいるから! 「ちゃん見る」シリーズ No.004 人間関係のトラブルを生み出さないヒント~その2 電子書籍: 高田佳和, YUKKI: Kindleストア


内容紹介
私は様々な場で心理的なお悩みの相談を行ってきました。
そして、どのような悩みにしろ、そこに人間関係の影響が登場しないことは、ほとんどないと言っていいでしょう。

一見、人間関係など関係ないように思える問題でも、いざ解決に動こうと思ったとき、そこに今の自分の人間関係のあり方が障害として立ちふさがっているのを発見するのです。

つまり、人間関係のトラブルから解放され、他人との関係で自分を動けなくしていることがなくなるほど、余計な要素がなくなって、その本質的な部分だけに取り組めば良くなります。

そんな、人間関係のトラブルを生み出さないためのヒントとして、まず取り上げるのは、あなた自身との関係を見直すことです。

今回の「ちゃん見る」は第一弾の人間関係のトラブルを生み出さないヒント〜その1に続いて、対人関係の問題を取り上げますが、モラハラ、パワハラといった切実な問題も取り上げることになります。

本文から…
★自分の知っている行動パターンで推し量ろうとしても、そんなものは通用しないわけですから、それに巻き込まれてしまったら、対処法を知らない人はかなりの精神的なダメージを受けてしまいます。

★このような相手を徹底的に攻撃してしまう傾向がある人は、自己愛が強い傾向があり、相手に共感するということが殆どありません。

★もうそろそろ許してくれたり、妥協点を見つけてくれるだろうなどと期待しても、それは見事に裏切られてしまいます。

★自分が上位にある人間で、常に横柄にふるまい、弱い相手を攻撃して反抗できないようにしてしまうことでその関係を維持しようとします。

★攻撃者自身も、無条件に自分が認められる人間だと確信できないでいるため、まわりの人間の評価が自分の価値を決めてしまうわけで、悪い評価を受けることを極端に恐れています。
ですから、他の人間に自分と同じ匂いを感じ取ることにも敏感で、見つけたらそこを攻撃してやろうと標的にしてしまうのです。

★相手を傷つけてでも自分の正しさを守らないと、自分が崩壊すると恐れる攻撃者と、普段から非難されたり平和な関係が壊れる事を恐れている被害者とは、大変不幸ながら絶好の相性をお互いに持っているのです。

★有無を言わさず「君は考えが甘い」「やる気がない」「向上心に欠ける」などといった決めつける言葉を使います。

★反対意見を示したりすると「未熟な人間がそんな偉そうな意見を言うんじゃない」とばかり、内容など考慮しないで否定してきます。相手が罪悪感を感じてそれ以上反論できないように封じ込めてしまうのです。

★「きちんと状況を報告しなさい」と言っていながら、詳細な報告をすると、「こんなに忙しい時に、細かいことをぎっしり書かれても困るんだよ。簡潔な報告の仕方を覚えなさい!」といった感じで、言われた方はどっちに転んでも否定されるような立場に追い込まれます。

★それは、「誰かを攻撃していないと、自分がやられてしまう。そうなれば、自分の価値がないことがばれてしまう。」という怖れからきているのです。

★これだけ謝ったのだから、そろそろわかってもらえるだろうという期待も裏切られます。
あなたへの配慮をする余裕はない人だと思っておかないといけません。

★今回のような場面での対処に関して言えば、一番問題になるのは、人間関係で波風をたてることを恐れて自分を出さないようにする傾向や、いい人でありたいと願う傾向のある人なのです。
つまり、こういう傾向のある人たちです。
・自分の意見は押さえてでも相手にあわせようとするタイプ。
・自分は相手に合わせて柔軟な対応ができる人間だと見せたがるタイプ。
・自分を前面に押し出して意見をいうのが苦手なので、いつも人の後ろから観察しているタイプ。
・無条件に自分を受け入れられなくて、常に何か「人の役に立つこと」をやり続けないといけないと思うことが強迫的になっているタイプ

★対処法
1.自動的な反応(いつものパターン)がすぐに働いてしまうのに、まず気をつけること。
2.相手の表情や動作をそれとなく観察する。
3.相手と自分は対等であることを忘れないこと。

★「自分を大切にしてくれる人は、自分の考えに賛成してくれる人であるはず」
そう信じているので、例外が発生すると動揺し慌てることになります。

★どんなときもそのルールを守れと言われたら、それはできないと拒否するのが当たり前なのです。

★わかっていながら「見返りを求める」ことをついついやってしまいます。

★何でこんなに苦しい思いをしているのかと思ったら、無理な見返りを期待していないか考えて見るといいかもしれません。

★あなたが責任を持てるのはあなた自身に対してだけであり、相手の問題をどうするかの責任は相手自身にある。

★あなたが相手の問題を解決できないことで、自分が罪悪感や無力感を感じる必要はない。

★本当の問題は、まだ人に話せない状態なのですが、もっと当たり障りのない不満を漏らすことで話を聞いてもらいたがっているのです。

★自分の不満を話しながらも、あなたのアドバイスに対して「そうなんだよね、でもね...」といったYES,BUTの話し方が多いうちは、まだ本当の問題にたどり着けてはいないのでしょう。

★聞いてみるにしても、たとえば「私の友だちに、こんなことがあったんだけど、もしかすると、同じようなことはない?」という感じで、やんわりと持ちかけた方がいいでしょう。

★これは、相手が問題を解決できない保護すべき人のままにしておきたいという、あなたの側の問題を反映している可能性が考えられます。

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感情が訴えかけるもの

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私たちは言葉を使った思考と比べて、感情を判断の材料にすることに躊躇するのではないでしょうか?

たとえば「感情に流されるな」「主観で判断せず客観的な判断を下せ」というように、どこか感情が伝えるものは曖昧で不確かなところがあると教えられてきました。

たしかに、扱うものによっては、そのときの気分で判断が変わっては困ることも多いわけで、感情に左右されない判断が有効なことも少なくないのです。

「今日は気分がいいから、おまけしちゃおう!」と言われれば、お客さんは喜ぶかもしれません。
しかし、逆に気分が悪いから値上げ、と言われたら怒るでしょう。
また、そんな商売の仕方を見ていた管理者は、その販売員を指導し直さないといけないと思うでしょう。

誰が考えてもおなじ結果が出るような内容については、このように感情ではなくルールに基づいた判断が必要であり、その場合は言葉というものは非常に有効であるわけです。

しかし、私たちはそんなはっきりした世界にだけ生きているわけではありません。

言葉では説明できないような、また説明されることのないまま、無意識に行っている行動の方が実際には圧倒的に多いのではないでしょうか。

たとえば、わかりやすい例で言えば、今日は気分が乗らないと思っているとき、理由はわからないまま、いつものペースでは作業が進んでいないということがあります。

これなどは言葉で理由を説明できないけれど、確実に行動には変化が現れ影響を受けているわけです。
気分が乗らないと意識できればいい方で、全く無意識に行動は影響されているのです。

そもそも私たちは最初から言葉を使って考えていたわけではありません。

幼児語から始まり、だんだんと言葉を覚える中で、言葉によって考えるという方法を覚えてきたのです。

それ以前にあったものは、感情と実際に自分が体験した経験がすべてです。

しかし感情や経験だけでは非常に個人的なものに限られるわけで、人とのコミュニケーションは当然言葉に頼ることが多くなってきます。

そして知ってか知らずか、言葉で伝えればそれで伝達終わり、相手も解ったはずと思ったりします。
あるいは、自分の思考の中でも特定の言葉を使うことですべてが完結したような気になって、他のことを切り捨ててしまうということが増えていきます。

言葉に頼ることが増えた分だけ、感情が訴えているものを軽視するようになり、さらに進めばそんな曖昧な訴えはいらないとか言って邪魔者にするようにさえなってきます。

そのようにして、感情によるコミュニケーションは対人的にも、自己との対話の中でもだんだんと退化してきたと言えるでしょう。

ですが、相変わらず感情の訴えるものは重要であり、言葉という制限された不完全な伝達手段などよりもずっと重要なことを教えてくれるものです。

感情というものを捕まえるのはなかなか難しいし、はっきり自覚できることはさらに難しいのです。

しかしもっとも深い感情の中に、もっとも根源的な真実が隠れています。

それをないがしろにした、言葉だけの真実では自分の表面しかとらえることは出来ません。



ではどうすれば感情とのつきあいをもっと取り戻すことが出来るようになるでしょう。



単純に逆のことをやるしかありません。



◆言葉だけに頼るのをやめること。

◆感情の訴えにもっと耳を貸そうという意識を持つことです。



「これは○○(特定の言葉)だ。だから結論はもう出ている。」式の判断ばかりしていないで、それにに対して本当に正しいのかを問い直すことです。



もちろん状況によっては正しいのは前述の通りですが、判断の下せない曖昧なことまで言葉で強引に処理しようとしていることも考えられます。



そして、実際に感情が訴えるもの、気分の変化にもっと注意を向けて、何を訴えようとしているのかを、言葉や論理ではなく「感じ取る」ようにしてみることです。



言葉に頼ることが多い人ほど、「そんなことをして何になる?」と思われるかもしれません。

しかし重要な感情の訴えを1つ理解できた後、それがもたらした自分の行動の変化を体験してみれば、それが世迷言などではないことがはっきり解るでしょう。



効率だけがすべてではありませんが、どれだけ理屈では効率的なやり方という結論が出ていても、自分の感情の訴えに叶った行動と、それに逆らった行動とでは、大きな差が出てしまうのです。



なぜかそのあたりは真剣に追求されることは少なくて、一部の直感的に理解している人だけがうまくそれを利用して行動しているのです。



そして言葉に頼ることが多くなるほど、実際の体験が訴えかけるものを無視して言葉の方を採ってしまうようになります。



それがだんだんと自分を2つに分離させ、心身のバランスを崩してしまうことになるのです。



自分が頼りがちな言葉があると思ったら、定期的にリセットして単なるニュートラルな言葉に戻した方がいいでしょう。



特定の言葉に異常にこだわりだしたときの人たち見る機会は少なくないと思います。

あなたがそれから離れて見ていられるとき、いかにそれが異様で理解できないものになるか経験されたことがあるでしょう。



それはその特定の言葉だけでなく、それに結びつけられたたくさんの信念の固まりが、他の選択を考えられなくしてしまうのです。



そのような過程で作られた安定感ほど壊れやすいものはありません。

その至る所で、感情を無視して作り上げたために、一カ所崩れれば、一気に連鎖反応を起こして至るところで、感情が反旗を翻してきます。



完璧に練り上げたはずだった計画も、ひとつの挫折で一気に自信を失ってしまうのです。

理論武装して絶対勝てると思っていても、たった一人が感情的に反対すれば、全部壊れてしまうことも良くあることです。



それは理論が悪いのではなく、その作られ方、感情を無視して作り上げたところに問題があったのです。



100のいい点を論理的に並べ立てても、お客さんは買う気にならない。

しかしたったひとつの感情的な琴線に触れれば、「そうよ、それが聞きたかったのよ!」と言って一気に買う気になるのです。



信頼できる判断は、そこになんの曇りもないことでわかります。

言葉の上では正しく見えても、何か気に掛かるものがあるなら、感情を交えてもう一度検討し直した方がいいでしょう。



力で押し切っても、いずれほころびが生じるからです。



『やる気はあるけど、何か気分が乗らない』と言って、そのうち直るだろうとを期待していてはいけません。



『気分が乗ってきたら、そのときはやるよ!』と自信を持って言いきれるように、そのくらい自分の感情との結びつきを深めてやるのが一番いいのです。



そうすれば無理矢理自分を駆り立てるようなやり方が、いかに問題が多いかも、すぐに解ってくるでしょう。



無理なく動いていることが、いかに楽で効率的で、不安も恐れも作り出さないかが解ってきます。



曇りのない判断とは、トータルな自分とのつきあいが出来てこそ生まれてくるのです。

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